おにぎりの写真をSNSに投稿することで、1枚につき5食分の給食がアジア・アフリカの子どもたちに寄付される「おにぎりアクション」(主催:TABLE FOR TWO International)。LEOCが普段から給食業務を受託している中にも、「おにぎりアクション2023」をサポーティングパートナーとして応援している企業さまがいらっしゃいます。今回はその中のひとつ、三菱ケミカルグループ Science & Innovation Center(神奈川県横浜市青葉区)の社員食堂に訪問しました。
(左から)田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 佐藤 秀臣さま、遠藤 郁子さま
まずお話を伺ったのは、同食堂での企画を担当した三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬プロビジョン株式会社 企業市民活動事務局の佐藤 秀臣さまと遠藤 郁子さまです。
佐藤さま「田辺三菱製薬では、良き企業市民として地域社会やコミュニティとの共生を図り、その発展に貢献するため、企業市民活動方針に則った4つの分野を中心に取り組みを推進しています。
① 医療・福祉への貢献
② 科学技術の発展
③ 環境の保全、環境への貢献
④ 地域コミュニティの振興
これらに加えて、人道的支援や次世代の育成など、その時々の社会ニーズに応じた活動にも取り組んでいます」
その中でTABLE FOR TWOの取り組みは、社員一人ひとりが気軽に参加できる活動として定着してきたといいます。
遠藤さま「以前から、本社の社員食堂では、ヘルシーメニュー1食ごとに20円が発展途上国に寄付されるTABLE FOR TWOの取り組みに参加してきました。また、飲料自販機の売上の一部を寄付するCUP FOR TWOにも取り組んでいます」
しかしコロナ禍によって、同社でも出社を制限せざるを得ない状況に。そこで、自宅からでも気軽にできる社会貢献として、新たな選択肢となったのが「おにぎりアクション」でした。
遠藤さま「当社は2021年からサポーター協賛を行ってきました。社員の投稿写真を社内でも共有したり、役員にも手作りおにぎりの写真を投稿して参加してもらったりと、参加の輪が着実に広がっています。また、今年は当社のアクション強化としてScience & Innovation Centerのご協力をいただき、横浜事業所をはじめ、本社・
LEOC 入江 萌
三菱ケミカルグループ Science & Innovation Centerでは、昨年4月にLEOCが社員食堂の運営を受託。今年10月11日(水)に「おにぎりアクション」のイベントを初めて開催しました。
食堂のオープン時から在籍し、今年1月から店長を務める入江 萌にとって、準備のポイントは「周到な情報収集」だったといいます。
入江「三菱ケミカルグループさま全体で『おにぎりアクション』に取り組まれていたこともあり、弊社のスタッフもイベントのことは知っていました。その上で『どのように寄付金が給食となって途上国に届くのか』など、まず『おにぎりアクション』をみんなでより深く知ることから始めました。提供側もきちんと内容を理解することで、よりモチベーション高く参加していけると思います」
今回のおにぎりの具は、田辺三菱製薬 小野田事業所推薦による山口県長門市産の「しじみ」と、岩手県陸前高田市産の「茎ワカメわさび」。同社が大切にしている地域貢献や復興支援の意義を込めたおにぎりです。
入江「クライアントさまのニーズに応えることはもちろんですが、利用者の皆さまに楽しんでいただけるよう、普段からスタッフみんなでトレンドを押さえるようにしています。今回はおにぎり2つに鶏団子汁を『おにぎりセット』として提供しました。クライアントさまにも社内の掲示板などで周知していただき、当初の予定より多い数を用意しました」
この日提供されたおにぎりセット
そして迎えた「おにぎりアクション2023」イベント当日。11時半にオープンした食堂の入り口には「おにぎりアクション2023」のポスターが大きく掲出され、各テーブルには投稿用のQRコードも用意されていました。昼食に訪れた社員の方々も足を止め、「今日がイベントなんでしょ?」とLEOCのスタッフに気さくに話しかける一コマも。
入江「ここの食堂は、幅広い年齢層の方々が利用されています。どの方も『おにぎりアクション』のことをご存知でしたし、積極的に参加されている様子でした」
事業所では初めての取り組みとなった「おにぎりアクション」のイベントでしたが、用意した定食100セットは見事に完売。急きょ追加販売も行われる盛況ぶりでした。
入江「今年は初回ということでスポット開催となりましたが、次回は期間中に週1回など、より頻度を増やしていければと思っています。また三菱ケミカルグループさまが大切にされている、地域振興や復興支援に貢献できる食材を活用するなど、よりニーズにお応えできるようにしていきます」
佐藤さまと遠藤さまも、まずは初回の反応に手ごたえを感じている様子でした。
佐藤さま「当社グループ社員やLEOCさまなど、多くの方々の協力があってこそ開催できました。社員食堂は従業員にとって、心も身体もリフレッシュできる場所です。今後も従業員が楽しめる社食運営をお願いしつつ、社会貢献につながる企画に一緒に取り組んでいければと思っています」
(左から)LEOC 入江、ダイヤリックス株式会社 佐藤 茂美さま、田辺三菱製薬プロビジョン 佐藤さま、遠藤さま
ひとつのおにぎりを通じて人と人がつながり、サステナブルなコミュニケーションが生まれていく「おにぎりアクション」。LEOCは社内外のパートナーシップを強化していきながら、飽食と飢餓に同時にアプローチするTABLE FOR TWOを、いっそう推進していきます。
【おにぎりアクション2023 公式ホームページ】
https://onigiri-action.com/
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