スペシャリスト特集
―スポーツ栄養編―
事業本部に所属しながら、プロスポーツチームの栄養サポート業務を担当しています。
サポートしているのは大きく分けて2つの分野で、一つは「食環境整備」です。遠征宿泊先や試合会場での食事内容を事前にチェックし、調整を行っています。もう一つは「栄養教育」で、栄養講習会の実施や栄養情報の提供。また、目的に応じた個別栄養サポートも行っています。
アスリート業態のミッションは、選手がベストコンディションでパフォーマンスを発揮できるように、「食」の面からサポートすること。
トップアスリートからジュニアスポーツチームまで幅広く対応しており、チームによって求められる役割や業務が違います。たとえば、わたしが担当しているチームでは、試合が多く、遠征もあるため、スケジュールや季節、体調面も考慮して食事内容の調整をしています。
調整にあたっては、各施設の食事担当者やチームスタッフの方とのコミュニケーションや連携は必須。様々な情報をもとに、食事内容を調整しています。
年齢層も幅広く、体格・体質や競技などによって必要な食事の量は変わるので、一概には言えないのですが、現在担当しているチームでは、ひとり一人に合った食事を摂っていただくための食環境をトータルに整備することを心がけています。
食事提供スタッフから得た情報を食事に反映させることや、選手のリクエスト、スケジュールや状況に応じて柔軟に対応していくことだけでなく、食事会場の料理のレイアウトといったホールの動線にも気を配っています。また、必要な食事量を摂っていただくために、選手やそのご家族に栄養教育も行っています。
▲ スポーツ栄養アカデミーのメンバーたちと
たくさんあるのですが、課題に対して何が足りないのか、何が必要なのか、どうやったらできるのかなど自分で考えること。そして、やろうと決めたなら「行動を起こすこと」ですかね。
LEOCには現在12名の公認スポーツ栄養士が在籍しており、社内ではスポーツ栄養に関する研修が定期的に開催されています。身近に相談する相手や学ぶ環境は整っていると思いますよ。わたし自身、公認スポーツ栄養士を取得する前に面識のなかった先輩に自ら話しかけにいきました。教わって役に立ったことがたくさんあるので、まずは直属の上司や先輩に聞いてみるのも一つの「行動」だと思いますよ。
ホットヨガに通っています。忙しい時ほど疲れを溜めすぎないように、体と心をリセットすることを心がけています。また、最近ではお取り寄せグルメにはまっています。
仕事ではご依頼やご要望をお受けする立場なので、「いつでもどうぞ」とベストコンディションで受け入れ態勢を整えておきたいんですよね。