運営指導部で培ったスキルを活かし、現場に寄り添ったマネジメントを
■LEOCに入社を決めた理由・きっかけは?
就活時は老人保健施設や保育園など、直営施設もいくつか受けていました。でも、当時は自分がどんな栄養士になりたいのか、いまひとつ決めきれなかったんです。
その中でたくさんの業態を受託しているLEOCを知って、会社説明会へ。
そこで「自分のやりたいことにチャレンジできる」という話を聞いて、まずはここで頑張りたいと思い、入社を決めました。基本給が比較的高かったこともその気持ちを後押ししていたと思います(笑)
■事業所をまとめるセンターダイエティシャンに
入社して最初に配属されたのは慢性期病院でした。
1年目は盛付、洗浄などの厨房業務、2年目で発注業務等のデスク業務に携わりました。その後、別の病院へ異動し、センターダイエティシャン(※事業所栄養士のリーダー。詳しくはこちら)を任せていただきました。センターダイエティシャンは全体の進行管理をするのですが、現場の動きを俯瞰して見ることができて、とてもいい勉強になりましたね。
人の上に立つタイプではなかったので、最初にお話をいただいたときは、「え、わたしで大丈夫なの…?!」ってかなり心配でしたが…(笑)当時、運営指導部の方が現場に入っていたのですが、その指示や動きが非常に的確で、自分もいつかあんなふうになりたい、という憧れを抱いたのもその時期でした。
その後、大型急性期病院の運営指導部に配属になってからも、プロフェッショナルの仕事に間近で触れることができ、本当にいい経験をさせていただいたと思います。
■仕事をする上で大変だったことは?
若いうちに現場をまとめる役割を任せていただくチャンスに恵まれましたが、だからこそ、気を付けていたこともありました。たとえば、年下の後輩のモチベーションが下がらないように伝え方を工夫したり。
センターダイエティシャンの役割は指示を出すことだけではなく、最終的には現場のスタッフが働きやすい環境を作っていくこと。だからこそ、日頃のコミュニケーションはとても大切だと思います。また、大型急性期病院は患者様の入退院による入れ替わりが激しく、食数や食事の種類などが常に変動します。
大変というイメージが持つ方もいるかもしれませんが、その分、配属される栄養士の人数も多く、チームで連携しながら対応することができます。禁止食など細かいリクエストをいただくこともありますが、その分栄養士としての経験を豊かにできると思います。
■運営指導部時代の業務について
運営指導部の役割は、現場での食事提供までの流れを効率よく行うためのオペレーション構築とその指導です。
厨房担当の方は調理指導をしながら美味しさを引き出すポイントを伝えます。わたしはオペレーション担当だったので、盛付から提供までの流れを指導していました。特にわたしが力を注いでいたのは、提供前のトレーチェックです。もしかしたら、患者様にとってこの食事が最後の食事になるかもしれない、と思うと、食事の内容が間違っていたり、盛り方が雑であってほしくないですよね。
わたしたちにとっては何百食のうちの一食であっても、お客様にとっては大切な一食だということを後輩たちにも常々伝えるようにしています。そういう想いの共有と、実際のオペレーションへの落とし込みを行うのが運営指導部の仕事の醍醐味ですね。
■運営指導部から事業部へ
事業部配属となってからは収支管理がメイン業務となりました。
とはいえ、わたしの仕事は、現場のスタッフが働きやすい環境を整えること。特に新入社員が働きやすい現場を作ることです。数字を追うだけでなく、実際に現場に入ってオペレーション管理をするように心がけています。その辺りは運営指導部時代と変わらないですね。わたしは栄養士出身なので、現場の状況について身をもって理解できるところが強みだと思っています。
収支管理をする立場なので、数字に対する意識は常々持っていますが、それを現場に押し付けるのではなく、どうしても対応できないところは無理せず、別の方法で改善できることがないかどうかを考えるようにしています。
■仕事のやりがいは?
運営指導部や事業部の上司・先輩は何でも親身に教えてくださるので、何でも相談できます。そこで教わったことは現場でも活かしていきたいですし、後輩や人に頼ってもらえると嬉しいので、教わる・教えるの循環ができたときに、やりがいを感じますね。
わたしが目標・理想としているのは、現場に寄り添える人。まだまだ教わることが多い身ですが、マネジメントを担う立場なので、間違った指示は出せません。責任があることを自覚しながら、誰もが働きやすい環境を作れるように、日々奮闘中です!
■就活生へのメッセージをお願いします!
事業部配属のお話をいただいたとき、正直なところあまり自信はありませんでした。それでもやりがいを持って日々業務をこなせているのは、自分がやりたいと思ったことをやらせていただいているからこそ、だと思います。自分が望んだことにチャレンジさせていただいている。そう思うと、苦手なことがあっても頑張れるんですよね。みなさんも、自分の夢を大切に、やりたいと思ったことはどんどん口に出して行動に移していってほしいなと思います!
※所属およびインタビュー内容は取材当時(2020年)のものです。