スペシャリスト特集
―チャイルドケア編―
主な業務は、事業所巡回やベースとなる献立作成、そして新入社員の教育・指導、クライアントとの会議、新規事業所のオープン対応などです。あとは社内の栄養士会議や研修プログラムの考案や、事業所で行う食育のフォロー対応も行っています。
チャイルドケア栄養管理部の業務の特徴を挙げるとしたら、クライアントや園児に会いに事業所を訪問する機会が比較的多いところでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一時はかなり制限がありましたが、そうしているうちに子どもたちはあっという間に卒園してしまうんですよね。様々な制限がある中でも成長を続ける子どもたちに何ができるのか、園の先生方や職員の方と一緒に日々考えています。
▲子どもたちの食べやすい大きさに食材をカットしたり、出汁を取ったり、
食材本来の美味しさを活かして手づくりしています。
やっぱり一番は「安心・安全な給食」です。アレルギーを持っている子どもも多いので、献立作成から調理中、そして盛り付け、受け渡しまで、細心の注意を払って食事提供をしています。子ども自身はもちろん、保護者の方や園の先生方も安心して召し上がっていただけるということが何よりも大事だと思います。
また、日々の食事に加えて、食育の重要性もありますね。
地域や事業所によって多少差はありますが、新型コロナウイルスの影響で、子どもたちが食に触れる機会が減ってしまいました。以前のような形とは違っても、日々の配食の中でできることを考え、工夫しています。
▲誕生日や季節行事の日は、普段以上に見た目にもこだわっています。
わたしはチャイルドケア業態の基本は「調理」にあると思っています。保育園・幼稚園というと、「食育」「子どもと触れ合える」というイメージを持っていらっしゃる方が多いと思いますが、メインとなる業務は「給食やおやつを作ること」。「どうやったらもっと美味しくなるか、子どもたちが喜んで食べてくれるか」を日々考え、試行錯誤するのが仕事なので、料理を作るのが好きだったり、興味を持っている方だと嬉しいです。
保育園・幼稚園では、だいたい毎月どこかでお誕生日会があって、そうしたイベントの日には見た目の可愛いものや、子どもが好きなものを献立にします。ネタ切れじゃないですけど、「あれは先月出したな…」とか、どうにも悩んだときは、事業所の若手栄養士たちのアイディアを参考にさせてもらうこともあります。最近はSNSで色々な保育園給食のアイディアが出てくるので、若手の方たちの情報収集力やセンスにも大いに期待しています!
音楽が好きで、フェスや推しのバンドのライブに行くのが好きです。
ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあってなかなか難しいですが、逆に再燃したのがキャンプ熱。道具一式そろえて、休日は家族でよく出かけています。少し肌寒い秋に野外で温かいとん汁などの汁物をいただくと、ほっと癒されます。
▲インタビュー中の様子
阿部さん、貴重なお話をありがとうございました!(採用部)