就職活動でよく「自分の強み」を聞かれると思いますが、正直自分の強みがはっきり分かっていたわけではないと思います。生活に必要な衣食住の中で、一番興味を持てたのが食の分野。合同説明会などを含めると全部で200社くらい行きましたが、その中で魅力を感じたのが給食サービスだったんです。決まった商品を売るのではなく、自分たちでお客様に合ったサービスをつくり、ご提案できる――そういうオーダーメイドの事業モデルに、「自分ならではの仕事ができそう」と感じたんです。
しかもLEOCは給食だけでなく、ヒューマンリソースやスポーツなど、ONODERA GROUPとして様々な事業にも接点があります。他社ではできないチャレンジもできそうだなと感じ、入社を決めました。
事業所研修後すぐに、生まれ育った東京から東北の営業部へ赴任しました。自分の中で「いろいろなことを経験してみたい」という気持ちがあったので、二つ返事でした。LEOCを企業や病院などの法人様に紹介し、厨房運営を担う事業部や運営指導部などと連携しながら、サービスの導入までサポートしていく仕事です。とりわけ東北地方ではLEOCの認知度が低く、門前払いもしばしばでした。変化を好まないお客様に対して、いかに「変化することの価値」を伝えていくか。本当に毎日試行錯誤でしたね。
その後入社5年目になったタイミングで、北海道の営業部へ転属になりました。LEOCは1983年に北海道で創業したこともあり、こちらでは一定の知名度がありました。とはいえ実績があるからこそ、お客様も「いいサービス」以上の提案を期待されます。0から1をつくる営業、そして競争を勝ち抜く営業。二つの地域でどちらも経験できたのが、自分にとって大きかったです。
最近内定をいただけた大型急性期病院の案件が、特に思い出深いです。営業部の方々はもちろん、大型急性期病院の運営指導を担うACD本部、栄養士の専門集団である栄養管理部など、たくさんの方々に助けていただけたからこそ獲得できた案件でした。本社がある東京と北海道、そしてお客様と、連携や調整はとても大変でしたが、お客様の「こうしたい」を形にしていくコミュニケーション能力が磨かれた経験でした。
LEOCが他社に負けないポイントは「人を大事にしていること」。仕事を始めて6年目になりますが、私が在籍している間にも初任給が増え、公休日が増え、そして今は厨房運営を担う事業部の体制強化に乗り出しました。これだけスピーディーに変わっている会社はあまりないと思います。
その上で、「働く環境は自分の仕事から変えていく」という気持ちで仕事をするようにしています。自分の仕事で売り上げを立てていけば、自分自身だけでなく、同じ部署の同僚や厨房で出会ったスタッフの皆さんの待遇も変わっていくはず。また営業の時には、厨房で働く方々の様子を思い浮かべながら、お客様と長くお付き合いできる提案を心がけています。
私の部署には事業所栄養士や中途採用の方など、いろいろな職種を経験された方が勤務しています。私にはそのような専門性はありませんが、まずは目の前の課題にチャレンジし続けていくことで、自分の適性に合った仕事に近づいていくと信じています。
実はもうすぐ、事業所の運営管理を担う事業部に異動することになっています。これまでは営業畑で仕事をしてきましたが、総合職として会社の軸を担っていくには、もっといろいろな経験が必要だと思っていました。もちろん不安もありますが、それ以上にわくわくしています。
これまで働いてきて分かった自分の強みは、新しい環境にも自分から飛び込んで馴染んでいけるキャラクターだと思います。自分から動いていったからこそ得られた経験や、サポートしていただいたたくさんの方がいます。
LEOCのサービスは人が中心にいて、人で成り立つ事業です。人が好きで誰かの役に立ちたいと思っている方と、ぜひ一緒に働きたいです。また会社としても成長を続ける中、新しい局面を自ら作っていきたいという思いにあふれた方にも、ぜひ来ていただきたいですね。
※所属およびインタビュー内容は取材当時(2024年)のものです。