LEOCのグループ会社である、ONODERA GROUPの「銀座おのでら」で国内7店舗のマネジメントを担当しています。銀座に本店を置き、「銀座から世界へ」をモットーに、鮨や天ぷらなど伝統的な日本食を提供する外食店舗です。国内店舗では「薪焼 銀座おのでら」が4年連続でミシュランガイド一つ星に輝き、海外のお客様にも多数ご愛顧いただいています。
私の仕事は、国内店舗の業績管理はもちろんのこと、様々な業態に広がっている「銀座おのでら」の新店舗準備や職人の採用、ケータリングの対応にホテル向けの法人営業など、多岐にわたります。客単価がおよそ5万円という世界で、まさに一日一日が真剣勝負。「美味しかった」を超えて「楽しかった」という感動をお届けできるよう、日々業務に取り組んでいます。
もっとも、学生時代から外食分野で働こうと思っていたわけではありません。まったく想像もつかなかった、毎日ワクワクする世界で仕事をさせていただいています。
学生時代は水泳部でした。就活では「公務員になろうかな」というくらいで、はっきりした軸が定まっていたわけではなかったと思います。しかし説明会で縁のあったLEOCで、担当者の誠実さや仕事への情熱に接しました。私自身「仕事をするなら何かで一番になりたい」と思っていましたし、そうした方と一緒に働けるのがいいと思い、LEOCに決めました。
とはいえ、飲食業界でアルバイトの経験があったわけではありません。入社してしばらく、研修期間としてヘルスケア分野の厨房に勤務していました。何もかも馴染みのないことばかりでしたが、給食委託会社として最前線の働き方を知らないと説得力がないですし、「まずやってみよう」という気持ちで日々過ごしていたのを覚えています。
その後はヘルスケア分野の法人営業と事業部をそれぞれ経験しました。事業部では20店舗の予算達成を目指す仕事。その中でいかにお客様にご満足いただけるか、そのバランスが合致した時がうれしかったです。そして20店舗には当時約200名のスタッフが在籍していました。その方々の採用や給与、賞与を決めるのも事業部の仕事です。人生の大切な一部を決めるという意味で、大きな責任とやりがいを感じていました。
LEOCにとって、事業部は会社の心臓部。自分自身、どちらかと言えば大きな仕事に燃えるタイプです。フォローはし合いつつ、若い人にいつもきっかけをくれるのが、LEOCのいいところだと思っています。
LEOCのグループ会社である「銀座おのでら」への異動は、事業部を約2年務めていた時に舞い込んできました。最初は正直不安でしたね・・・。給食と外食は別世界。実際、「銀座おのでら」の職人にLEOCの話をしてもほとんど通じなかったです。自分の経験にこだわるのではなく、ゼロスタートで相手の懐に飛び込むことが大事だと思いました。
そこで約2か月、「銀座おのでら」でホールをさせてもらったんです。できるだけ職人と同じ目線で仕事をして、一緒に賄いを食べて、いまどんなことを考えているのか、プライベートも含めてたくさん話しました。この2か月があってこそ、今の職人との信頼関係があると思います。
自分で食べに行くこともかなり増えました。食費は増えましたが、職人とできるだけ同じ目線で話せるようになるための情報収集です。その中でも「やっぱり自分の店に行きたい」と思えるお店作りができるよう、相手の経験を尊重しつつ、普段から率直に意見を出し合っています。
おかげさまでたくさんのお客様に応援していただき、対前年の売り上げも好調です。努力が数字に表れることで働く人たちのモチベーションにつながりますし、待遇アップにもつながります。職人の思いや頑張りがきちんと数字につながるお店を作っていくことこそ、自分の仕事だと思っています。
2021年に「廻転鮨 銀座おのでら本店」をオープンして以来、伝統の日本食をより多くのお客様に味わっていただけるセカンドラインづくりに取り組んでいます。2024年は「麺 銀座おのでら本店」、「薪焼うなぎ 銀座おのでら本店」がオープンしました。「銀座おのでら」をより身近に感じていただき、国内事業が会社全体をリードしていけるよう、頑張っていきたいです。
「銀座おのでら」もLEOCも、10年前には想像もつかないくらい拡大してきました。こんなに面白い会社なかなかないと思いますし、その中で私自身、学生時代には想像もつかなかったキャリアを歩むことができています。それを支えてくれるのは、アットホームでいつも挑戦するきっかけをくれる社風。仕事の中でワクワクするような経験をしてみたい方と、ぜひ一緒に働きたいです。
※所属およびインタビュー内容は取材当時(2024年)のものです。