学生時代はサッカーをずっとやっていました。強豪チームと比べると体が細かったこともあり、食とスポーツの分野に興味を持っていました。就職活動の時にLEOCの説明会に足を運んだのですが、他社と比べても若手の先輩たちがいろいろな部署で活躍されている印象でした。今後の長いキャリアを考えたとき、若いうちにいろいろなことを経験してみたいと感じ、入社を決めました。その時の印象は今でも変わらないです。
入社後はヘルスケアの事業所で研修を行いました。給食の事業所はその場所ごとに作業工程が異なりますし、決められた時間の中できっちりと仕事をこなすことが求められます。後に経験した営業部でも事業部でも、事業所業務の理解は必要不可欠。もちろん大変な時もありましたが、この研修が今の仕事に生きています。
研修後はヘルスケアの営業を経て、2年目の途中からヘルスケアの事業部に異動となりました。現在は約20ヶ所に及ぶ事業所の業績管理や運営状況のチェック、労務管理などを行っています。
1日の大半は事業所を巡回して、クライアントやそこで働くスタッフとコミュニケーションをとっています。ほとんどの事業所は毎日稼働していますし、様々なことが起こります。行かないと分からないことはたくさんありますし、人を相手にする以上、電話だけだと伝わりにくいこともあります。日々足を運んで、そこで働いている方々のことを把握しながら仕事をするようにしています。
その中で今も試行錯誤しているのが、コミュニケーションの取り方。事業所のスタッフはほとんど年上ですし、調理師や栄養士など、その道のプロも多くいます。それでもマネージメントを行う立場として、時には意見を伝えければいけないこともあります。逆に若い方であればフランクに接しながら、同じ目線で仕事ができるように話をすることもあります。いい意味で、人によって接し方を変えるようにしています。
全体的に言えば、仕事はまだ成長途上です。大変だなと感じることの方がまだ多いですね。それでも、事業所と接する立場だからこそ、お客様のポジティブな声を直接いただけるのが仕事のやりがいです。とある病院事業所の給食会議で、院長が「食事の良かったポイント」を細かく箇条書きで挙げてくださったのです。もちろん厳しいご意見をいただくこともありますが、1ヶ所でも多くのクライアントに「LEOCで良かった」と言っていただけるように頑張っていきたいです。
あとはやりがいと言っていいのか分かりませんが、実は今受け持っている事業所の一つが、もともと研修でお世話になったところなのです。仕事をしていくとそういった人の縁も生まれてきますし、新人時代にご迷惑をおかけした分、今から恩返ししていきたいと思っています。
今後の課題は、担当している事業所が利益を安定して出せるようにすること。作業工数の削減など自助努力の部分もありますし、場合によってはクライアントに交渉をすることもあります。どこに着目してどこを改善していくのか、その着眼点はまだまだ勉強中です。また、事業所の方々がもっと働きやすい環境を作れるよう、会社全体で長時間労働の抑制にも取り組んでいます。
今は自分の役割を果たすことで精いっぱいですが、学生の時に関心があった食とスポーツの分野、例えばスポーツチームの食事運営にも関わってみたいです。アスリートの食事は勝ち負けに直結すると思うので、自分がお世話になったスポーツの世界にもそうやって恩返しできればいいと思っています。
私は就活生の時、やりたいことや将来像がはっきりしていたタイプではなかったと思います。それでもこうして幅広い視野を持って、日々新しい知識や経験を身につけることができる環境がLEOCにはあります。3年目で管理職という未来はまったく想像できていませんでした。スピード感をもって成長できる職場ですので、ぜひ学生の皆さんにも検討してみてほしいですね。
※所属およびインタビュー内容は取材当時(2024年)のものです。